本書について
本書はRxSwift研究読本シリーズ2冊目にあたるエラーハンドリング編です。 RxSwiftではエラー通知の購読による異常終了によって、メソッドチェインで繋げられたシーケンスの購読が破棄されていき、イベントの発火が無視される特徴を持っています。 このことは、 UIイベントに連なるシーケンスに対してエラーハンドリングを行わない場合、UIイベント購読が機能しなくなりユーザの操作に反応できなくなる危険性があるということです。 そのため、 RxSwift研究読本Iで述べたようなDriverなどを利用するか、もしくはエラーハンドリングを行う方法を選択することになります。 本書では、異常系に対する基礎知識を整理することで、RxSwift で用いられるエラーハンドリング 手法をより深く理解するための構成にしています。 この本の売上があがることで、さらに新しいRxSwift本を書くモチベーションへと繋がります。
RxSwift研究読本シリーズ
RxSwift研究読本1 基礎編 https://swift.booth.pm/items/1076262 RxSwift研究読本2 エラーハンドリング編 https://swift.booth.pm/items/1121167 RxSwift研究読本3 ViewModel設計パターン入門 https://swift.booth.pm/items/1223536 RxSwift研究読本4 自作して理解するリアクティブプログラミングフレームワーク編 https://swift.booth.pm/items/1951689 RxSwift研究読本5 スケジューラー編 https://swift.booth.pm/items/2771976
RxSwiftのコードを試す場合の環境構築方法
RxSwiftのコードを試す場合の環境構築方法について記事にしました。 https://zenn.dev/yimajo/articles/551737e57b6b7d 環境構築はXcodeのバージョンに大きく依存するため、本文中には記載しておりません。Web上の記事であれば簡単に書き換えられるためにこのようにしています。
レビュアーから頂いた感想
@tamadon3776 氏より > 今回も読み応えのある内容ですねー。普段業務で雰囲気で異常系処理書いてるなーと反省しました
フィードバック
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その他 ご意見感想などについて
RxSwift研究読本 という単語でツイートしていただければ確認することができます。 https://twitter.com/search?q=RxSwift%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%AA%AD%E6%9C%AC&src=typed_query&f=live
更新履歴
## 2022.4.23 - List 2.1でメソッドの戻り値を`_`とする - `protocol ObservableType`が`protocolObservableType`となっていたのを修正 - サンプルコード内の必要のないimport削除 ## 2019.5.2 - RxSwift 5のcompactMapの利用例を短縮し、elements()とerror()メソッドの実装を置き換えるのみとした ## 2019.5.1 - RxSwift 5対応としてcompactMapによるストリームの分岐について記載 ## 2019.2.4 - 図中の「シーケンス」表記を「ストリーム」に変更 ## 2019.1.18 - 「Observableシーケンス」という表現を「ストリーム」に変更 ## v1.0.2 2018.12.27 - epub版追加 ## v1.0.1 2018.12.19 - スペシャルサンクスに記載した@tamadon3776氏のアカウント名を修正