Name: RxSwift研究読本5 スケジューラー編
Brand: キュリオシティソフトウェア書店
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RxSwift研究読本5 スケジューラー編

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PDF/EPUB 形式ページ: B5サイズ38ページビルド: 2021/2/28 この商品はPDF, EPUBの2形式のファイルがダウンロードできます。

本書について

本書はRxSwiftのスケジューラーについて解説する内容となっています。スケジューラーについてRxSwift研究読本1では少しだけ触れていましたが、今回は1冊まるごと解説を行うことで、さらに詳しくスケジューラーを知ることができます。なぜスケジューラーへの理解が重要かというと、非同期処理時およびHot化されたストリームに対するスケジューラー指定は根本的に勘違いしやすいテーマであり、その概念はiOSではディスパッチキューなどの基礎の上に成り立っていることで初学者に対して決してわかりやすいものではないためです。さらにスケジューラーの指定はコード上で宣言的に指定できても、それが正しく動作しているかは検証しづらいことも要因の1つです。さらにこのことはAppleのリアクティブプログラミングフレームワークであるCombineにも共通しています。本書を読む時間は1時間から2時間ほどあれば読み流せるボリュームを想定しています。

本書を読むことで得られること

本書を読むことで次の内容について理解できるようになります。非同期処理のために内部でスレッドが切り替えられている場合subscribe(on:)によるスケジューラー指定は意味がないストリームがHotの場合subscribe(on:)によるスケジューラー指定はほぼ意味がない上記を理解することでRxSwiftを理解できるようになるだけでなく、ソースコードが公開されていないCombineフレームワークにおいても、想定どおりの動作をしない場合にその挙動を理解できるようになるはずです。

RxSwift研究読本シリーズについて

RxSwift研究読本1 基礎編 https://swift.booth.pm/items/1076262 RxSwift研究読本2 エラーハンドリング編 https://swift.booth.pm/items/1121167 RxSwift研究読本3 ViewModel設計パターン入門編 https://swift.booth.pm/items/1223536 RxSwift研究読本4 自作して理解するリアクティブプログラミングフレームワーク編 https://swift.booth.pm/items/1951689 RxSwift研究読本5 スケジューラー編 https://swift.booth.pm/items/2771976

第1章　スケジューラー理解のための基礎知識 1.1　はじめに 1.2　スレッド 1.2.1　マルチスレッドの問題点 1.3　ディスパッチキュー 1.3.1　処理の順序化 1.3.2　タスクのグループ化 1.4　オペレーションキュー 1.4.1　依存関係による実行順の操作 1.4.2　同時実行数の最大値指定 1.4.3　優先度 1.4.4　非同期処理の実行 1.5　まとめ第2章　スケジューラーの基礎 2.1　はじめに 2.2　observe(on:) 2.3　subscribe(on:) 2.4　observe(on:)とsubscribe(on:)を組み合わせる 2.5　Rx公式のマーブルダイアグラムによる説明 2.6　まとめコラム: Combineではobserve(on:)ではなくreceive(on:) 第3章　非同期処理の実行時に宣言的なスケジューラー指定は意味があるのか 3.1　はじめに 3.2　よくある勘違い 3.2.1　observe(on:)を利用しない場合 3.2.2　subscribe(on:)を利用する場合 3.2.3　URLSessionのデフォルト実装を試す 3.3　非同期処理を同期処理用インタフェースでディスパッチキュー指定する 3.4　非同期処理のキューとsubscribe(on:)のキューを同じにする 3.5　まとめ第4章　Hotなストリームにsubscribe(on:)は意味を見出しづらい 4.1　はじめに 4.2　publish/connectによるHotに対する同期処理のキュー指定 4.3　publish/connectによるHotに対する非同期処理のキュー指定 4.4　share(replay: 1)を使うHotの場合の実行結果は少し違う 4.5　まとめ